最近ちょっと疲れてます
季節の変わり目は、なかなか体調を崩しやすいのは、ブラジルに住んでいても同じようです。どうも、今朝から風邪気味です。のどが痛いです。。。でも、イソジンガーグルでうがいをしたら、鼻詰まりまで治りました。さすが、イソジンです。ちなみに、日本で会社勤めをしていた時には、寒い季節になると帰宅後にはイソジンでうがいと手洗いをかかさなかったので、そうそう風邪を引くことはありませんでした。
話は戻って、日本の真裏にあるブラジルですから、少しずつ秋の気配になるはずですが、このゴイアニアはどうも最近「真夏日」が続いています。車に乗っていると窓からの日差しで焼き殺されそうです。ここ数日でなんだか日焼けしたような気もしています。
たくさんの方々は、ブラジルは赤道直下の国だから年中暑いと思われていると思いますが。その通りです。。。(笑)けれど、日本に比べてかなり巨大な国なので、わたしの住むゴイアニアで言うと、それでも、長袖でないと寒い日が「年に2週間」ほどあります。サンパウロなんかだと、もっと寒いみたいで、昨年は雪が降ったとか降らなかったとか。
初めてブラジルを訪問した時は、暑い国だからとビーチに行くような洋服しか持参せず寒い思いをしたものです。というのも、太陽が隠れるとみるみる温度が下がって、深夜は結構冷え込みます。といっても、ブラジル人は日本人よりも体温が高いので全然平気みたいですが。
ブラジルへの旅行には、一枚は長袖のものを何か持って行きましょう!
ちなみにブラジルの南の方は、南極に近くなるから、結構寒いみたいです。住んでいる人も先祖が寒いヨーロッパ出身の白人が多くてより寒いイメージがするのはわたしだけでしょうか?
なんだか、どうでもいいことをダラダラと書いて申し訳ありません。何が言いたかったかというと、今、ちょっと内容の濃いブログを書く気力に欠けていますので、しばらくこの状態が続くかもしれません。続きを楽しみにしている方々、もう少しお持ち頂けるとうれしいです。
ブラジル人女性のファッション
少しは見出しに近い内容をお届けするべく、本日はブラジル人女性のファッションについて書いてみたいと思います。
ここでいう「ブラジル人女性」は、10代から30代くらいの人達を指しますが、ブラジル人女性は普段ジーンズをはいている人が多く、なかなかミニスカート姿などは拝めません。
以前からこの暑いブラジルでジーンズをはくなんて暑くてしょうがないんではないかと思っていましたが、日本でいうブラジルの中学、高校の制服が学校の名前が入ったTシャツにジーンズなのでジーンズをはく習慣がつくのかな?なんて思っていたりしました。 他の意見で、いつもジーンズをはいていて足が白いのが恥ずかしいというのも聞いたことがありました。
けれど。。。。。最近分かりました。。。。。秘密が。。。。。。
うちは、サロンをやっていて、サロンのメニューに脱毛があります。アメリカでいうワックス脱毛です。そして、一番の人気メニューが膝下半分の足の脱毛。
そう、彼女達は足を出す必要がある時にサロンへ行って伸びに伸びたすね毛の脱毛をするのです。
以前は、ワックスできれいに脱毛するためにはある程度長くないといけないから、わざわざ伸ばして来るのだと思っていましたが、そうではなく、足を出す必要がある時まで伸ばしきるのだと判明。
前にブラジル人女性は目元が情熱的だと書きましたが、眉毛もマツゲもなかなか濃い目のブラジル人女性だから、そう、スネ毛も情熱的に濃いいのです。。。
日本人の想像を絶するスネ毛がワサワサ生えていては、確かにジーンズを愛用するわけだと納得のわたしでした。
サヨナラ。ネネジン。
せっかくのmahouさんの応援も虚しく、今朝犬小屋を覗くと未熟児の子犬はこの世を去っていました(涙)
今日は、うちの人が牧場に行くことになっていたので、牧場に埋めてもらうことに。安らかに眠れネネジン(ちっちゃい赤ちゃん)
実は昨日から、既に弱っているのは分かっていたのだけれど、敢えて隔離して面倒は見ませんでした。きっと、わたしがきちんとミルクをあげておしっこやウンチの世話をしてあげてたら死ななかったでしょう。けれど、いずれにしても弱い犬にしかなれないと考えてそのままにしてました。
自然に近い条件の中で生き残れない動物は、きっと死ぬ宿命で生まれてきたと信じて、次の機会にエールを贈って見取るしかわたしにはできません。
けれど、この子が初めてお乳を吸った時の喜びの声は忘れません。この子は、生まれてたったの3日で亡くなったけれど、確実に喜びを感じたことは確かです。
サヨナラ。ネネジン。
犬の出産
最近、いろいろなことがあって結構バタバタしています。
二日前に我が家のジャーマンシェパードのメスが出産しました。
現在、うちはいろいろと修理中で、出産はあと数日後かなぁとたかをくくって昼間犬小屋にうちで飼っている犬5匹を全部一緒に押し込めていると、犬小屋の中で出産を始めてしまいびっくりしました。
いつものパターンだと出産はたいてい夕方に始まっていたので慌てつつ、出産場所を安全な所に移してあげました。
うちにはジャーマンシェパードのメスが2匹もいて、出産は既に6回目くらいなのでだいたい出産のパターンが読めてきました。どうやら、2匹ずつ生んでいくようです。2匹続けて生むと、だいたい30分から1時間次の2匹に時間が空きます。
そして、お乳が10個あるからか、たいていは8匹前後を出産するので、出産には4時間くらいを要します。
今回は、9匹出産して、1匹は残念ながら死産(涙)
で、1匹が未熟児状態です。写真(向かって一番右)でも分かるように、大きい赤ちゃんの4分の1位の大きさ。なんとかお乳を吸う力があるから今のところ生きてますが、なんせ、体も小さければ口も小さくて、なかなか自力で他の犬を押しのけてお乳に吸い付く事ができないので、時間が許す限りわたしがお乳を口に含ますのを手伝っています。
(それにしても、真ん中のやつは生後2日とは思えない馬鹿でかさ。。。)
元気に育つ事を祈るばかりですが、ちゃんと普通の大きさに成長するか疑問。。。
ミニチュアジャーマンシェパードになったりして。。。
クラブに行く(後編)
クラブに出掛ける前に、水着を持って来ていない友人にわたしの予備のビキニを渡すと、
「ゲッ!こんなに小さいの~?!」
「あれ?それでもお店の中で一番大きいのを選んだんだよ。(笑)」
女性の皆さん、ブラジルであんまり露出したくない方は、水着の現地調達は危険です。
ということで、前回の続き。
ウキウキ軽い足取りでクラブ内に到着。
丁度、お昼という事で、取り敢えず軽く何か食べる事にした。小さなカウンターだけの売店で友人と日本語であれこれ迷いながら話していると、聞き慣れない言葉に周囲の人達が耳をダンボにしつつ、あからさまに私達を見ているのが分かった。クラブ内は会員制なので変な泥棒はいないことは分かっていても、ブラジルで安全のためになるべく目立つ行動を避けていたわたしはちょっと戸惑って、早速カウンターの席で缶ビールを飲んでいるうちの人の所に寄って行った。
うちの人と英語で何を注文するか話していると、今度は皆の注目がうちの人へと移った。その目は「アメリカ人が外国人の女性を二人も連れてうさんくさい」とするどい目付きだった。うちの人は、かなり流暢に英語をしゃべるから周囲の人達は彼をアメリカ人だと思ったようだった。けれど、注文が決まり、どっから聞いても母国語で彼が店員に注文すると、周囲の男性達の目が一瞬にして「やつはブラジル人だったのか!すごい!」という尊敬と嫉妬の眼差しに変わっていた。
やっと注文したものをもらって、わたしは彼の隣のカウンター席に座り、友人は売店に近いベンチへ腰を下ろして早くプールに行こうとパクパク食べていると、うちの人が誰かと話していた。ふと相手の顔を見ると、こんなところで最も会いたくない知合いのクラウジオ。。。
彼とはサンフランシスコに居た頃からの顔見知りだったが、裕福な家の息子である彼はサンフランシスコでもフラフラしてて、パーティーに明け暮れていた。ブラジルに戻った今も、親のくれたアパートを賃貸にして働かなくても生活できたから、忘れた頃にうちのサロンにだべりにやって来る。クラウジオは、わたしと目が合うと、
「あの子は友達?シングル?シングル?シングルだよね?」
とシツコイくらいに同じ事を繰り返して言うから、「彼女はレズビアンで男に興味はないの!」と言っても目をハートにして「紹介して!紹介して!」と繰り返す。厄介なので、早く食べて場所を移そうと伝えるために友人の方を振り向くと!
げっ!既に変な男二人に絡まれている!!!
二人の男はいかにもナンパ慣れしてそうな勘違い野郎だった。わたしはうちの人の腕を掴んで「ちょっとなんとかしなさいよ~」というと、クラウジオとブラジル人男性の節操のなさに飽きれていた彼は、無言でビールを飲んで知らん顔している。
まぁ、友人も助けの必要な年齢でもないし、二人の男性は英語で話しかけてるみたいだったからその場から様子を伺っていると、いい加減にあしらってこっちにやって来た。
この騒ぎのせいで、周囲の注目はかなり広がっていたので急いで場所を変える事にしたが、クラウジオがわたし達の後ろをトコトコとくっついて来ていた。昼過ぎて、いい場所はほとんどなくなっていて、かなりうろつき回る間中、すっかり無視をしているとクラウジオも諦めてどこかにいなくなった。
その後は、のんびりと波のプールで遊んだり、日焼けを楽しみ、有意義な一日が過ぎていった。
日本人も外国人がいると、特に田舎では注目の的になるが、わたしの住む田舎町ゴイアニアには日系人も少なく、アジア人はほんとに目立つ。しかも、ブラジルに住んでいない日系人は色白だから、すぐによそ者とばれてみんなあからさまにジロジロ見るのだ。彼らからすると、細い目や小作りな顔立ちがとってもオリエンタルで美しいらしい。
クラブに行く(前編)
友人が帰る前日、近場にある「クラブ」に行く事にした。
ブラジルの「クラブ」とは、いろいろな種類のプールやバレーボール、サッカー、ビリヤード、卓球などができるアスレチックな施設である。
ここゴイアニアは海なし州なので、簡単にはビーチに行けず、いろいろと考えた末にここに決定した。というのも、ブラジルに初めて遊びに来た時にうちの人の家族に連れていってもらったことがあり、結構いい感じだったのを覚えていたから。
我が家から車で30分ほどで到着して入場しようとしたが!
「会員制です」と、係員。
しかも、月毎の会員ではなく、会員権を購入しないといけないらしい。わたし達がいろいろと係員と話していると、うちのサロンの常連さんが「オ~イ」とにこやかに家族を伴い入場して行った。意外とみんな裕福なのだなと感心するわたし。
係員に一日お試しチケットみたいなのがないのかとかなり粘ったが、結構冷たく「そのようなものはない」と言われて、ふと、さっきの常連さんに招待券を譲ってもらえないだろうかと思いつき、うちの人が係員を伴い中に入っていった。
残されたわたしと友人は、ディズニーランドの入り口のような1人ずつしか入場できない入り口を壁にもたれながら眺めていた。ブラジルは、変なものには凝っている。この入り口の機械、写真入のメンバーズカードを通すと上方に備えつけてあるモニターに顔写真が写し出されるので、カードを他人に貸すことはできないようだ。うちの人はなかなか戻って来ず、手持ち無沙汰にぼんやりと待っていると、入場係員の男性2名が、入場者が途切れるたびに「ベンカ~(おいでよ)」と声を掛けてくるので、ジェスチャーでカードがないことを伝える。(本能的に言葉がしゃべれない外人の振りをした方が得をしそうだと思うズルイわたし)そして、彼らもその事に気づき、またしばらくすると、入ってすぐの所にある待合室で待たないかとジェスチャーで聞いて来た。わたし達はもちろん大喜びでそれに従い、係員用のカードで簡単に中に入る事ができた。
待合室でウキウキ待っていると、二人の係員はこの田舎町には滅多にいない外人の訪問で入場者が途切れると何かしらわたし達の方に来て気が落ち着かない様子。もしも、彼女とわたしの二人だけだったらこの二人の係員にいくらかチップを渡してとっくの昔にプールで泳いでいた事だろうと、話しているところに、うちの人が残念そうに戻って来た。やっぱり常連さんは見つからなかったようだった。彼が「もう諦めて帰ろう」というのを、調子に乗ったわたし達は、あくまでも可愛そうな外国人になりきって「こんな素敵な所なのに、泳ぎたい~」と駄々をこねてると、特例でひとりR$20で入場を許してくれた。
ルンルン気分でプールを目指すわたし達だった。(つづく)
美人の宝庫なのです
今回我が家を訪問してくれた友人は、ロサンジェルスの高級サロンで働いているので、顧客には歌手やモデルや女優なんかも来るらしいのですが、我がサロンのお客様を見てびっくり。さすが美人の宝庫ゴイアニアは、ハリウッド女優にも見劣りしないような女性がいっぱい!
彼女が特に感心していたのは、ゴイアニア美人の目元。いろいろな人種がミックスしたブラジル人は、情熱的な目元を持った女性が多いのです。彼女達の眉セットをしてあげながら、ついつい見とれてしまう事も多々あります。そして、眉をセットするだけで、化粧なんか必要ない垢抜けた美人に変身。羨ましい限りです。
しかし、普通のブラジル人の生活を続ける彼女達は、25歳にもなると贅肉がどんどんついていき、30歳を超える頃には見る影もなくなったりします。。。ここがハリウッド女優達との違いでしょう。(笑)
ブラジル人にモテモテの友人
前回お知らせしましたように、先週からアメリカに住む日本人の友人が遊びに来ていて、なかなか更新ができません。楽しみにして頂いている方々、もう少しお待ち下さいね!
ところで、現在我が家は家の修理をしていて、工事の男性(既婚)と手伝いのうちの旦那さんの若い従兄弟が毎日働いていますが、彼らは彼女を一目見てすっかり彼女の虜になり、仕事の「モチベーション」かなりいいです。(笑)
先日、その手伝いの従兄弟の家にバーベキューをご馳走してもらいにでかけると、彼の2人の兄達もすっかり彼女の虜となりました。
そして、パン屋のオジさんも、隣のオジさんも彼女の虜。うちのサロンに彼女がいるとたいていの男性客は目が「ハート」になります。彼女が「チャオ~」とか言うと、スキップでもしそうな勢いで帰って行きます。あ~分かり易い、ブラジル人男性達。。。
上記は、少し前の内容です。どうやら、ブラウザがオペラだと編集ができないことに本日気づきました。
ブラジル生活でお土産に欲しいもの(アメリカ偏)
ここ数日、ブログの更新をお休みさせて頂いています。毎日楽しみにして頂いている方、ゴメンナサイ。
というのも、ブラジルの田舎町ゴイアニアへ移って初めて友人が遊びに来てくれました。彼女とは、サンフランシスコで知合って以来の友人。現在は、年に一度のアメリカのグリーンカードの抽選に当選してLAでも有名な高級サロンのエステティシャンとして自立した生活をしています。
で、ちゃっかりしたわたしは、彼女に「わたしの欲しいお土産リスト」をメール。
アメリカでの生活はトータル約2年ほど。その間に気に入った品々で、ブラジルのド田舎ゴイアニアに住んでいると、以下のようなリストができました。
1、アメリカのチョコレートクッキー(ブラジルのクッキーは同じ味しかしない。。。チョコレートがクリーミーでない。。。)
2、皆さんもご存知プリングルス!(ブラジルの金銭感覚では高価で買えない。。。)
3、ケチャップ(ブラジルのケチャップは甘くて変な味。。。)
4、オイスターソース(中華料理を作りたいけどこの町では売ってない。。。)
このリストを見た彼女はついでに、日本のカレールーとハヤシライスのルー、マーボナスの素を持ってきてくれました♪ルンルン
昨日、プリングルスとクッキーを食べて、お菓子作りのテクノロジーを感じるわたしでした。。。手が込んでるし、やっぱり味がいい。。。ブラジル人には真似できない。。。
みなさんも、ご訪問の際には事前にご一報願います。「欲しいものリスト」メールします。(笑)
マニキュアの試験
マニキュアの試験は、カリフォルニアの州都、サクラメントで行われていた。地の利の悪いところで、バスで行こうと思ったら前日から近くのホテルに泊まらなければならず、イサが車で連れて行ってくれるという前々からの申し入れに甘えることにした。受験者はモデルを一人連れて行かなければいけないのだが、ベティ曰く「白人が見栄えがよく有利だ」という言葉を聞いたイサが、知り合いのロシア人移民の娘さんを紹介してくれた。
余談だが、イサの家のあるゴールデンゲートパークの下の方、リッチモンドの辺りにはなぜかロシア人移民がたくさん住んでいる。そういうこともあって、サンフランシスコでは珍しい、ロシア人のパンとケーキのお店があったり、キャビアやいくらを安価に売るお店もある。わたしは、よくロシア人のケーキを買っていた。中国人のケーキ屋が多いサンフランシスコで安価で美味しいヨーロッパテイストのケーキを食べたい時にお勧めである。
さて、試験当日、学校の指示通りに髪をしっかりとまとめて黒一色に身を包み、イサの運転でサクラメントへ向かった。サクラメントなんて、こんな事でもない限り行く必要のない町だったから、モデルの女の子も含めて皆初めての訪問である。ハイウェイを調子よく飛ばしながら、イサに「もうそろそろだよね。なんていう出口で降りるの?」と聞かれ、予めもらっておいた地図で出口を確認する。ところが、どう考えてももう出口のはずなのに地図に書いている名前の出口が見当たらない。。。で、とうとうサクラメントを通り過ぎそうになったのでいい加減な出口で降り、車を止めて皆でまじまじと地図を見た。アメリカでは全く運転しないわたしが地図を見ていたのが間違いで、この時初めて、アメリカのハイウェイの出口は上りと下りで名前が違うことを知ったのだった。わたしが目を皿にして探していた出口は反対側の出口だったのだ。というのも、もらった地図は逆方向からの人を想定していたようで、わたし達の降りるべき出口の名前は逆の方に比べて小さな文字で印刷されていた。
目的地を通りすぎ、10km以上も走ってしまい、どう考えても遅刻は免れない状況になってしまったが、急遽来た道を目的地へと引き返した。到着した時には既にテストに関する説明が始まっていたが、受験するのには問題なかったのでほっとした。
まずは実技試験で、お昼を挟んで筆記試験だった。
実技は、遅刻して来たこともあり緊張が増して出来映えが散々だった。まぁ、実技と筆記は別扱いでどちらかが合格すれば、次回は落ちた方だけを受け直せばいいからと、気持ちを入れ替え筆記試験へと挑んだ。筆記試験の会場入り口で試験管に日本人女性がいることに気づいたのだが、彼女はわたしのパスポートのビザを見ると、「期限切れじゃないの?!」と意地悪そうに上司に確認するためにわたしのパスポートを持って行った。わたしは、事前にパスポートに書いてある期限と実際の学生ビザの期限とは異なっていて、実際の方が優先されるのを知っていたから、しらけた表情で彼女の挙動を伺っていた。彼女は、問題ない事を上司に確認して、なんだか恨めしそうにわたしの机に無言でパスポートを戻した。
なぜだか分からないが、アメリカで公的な職についている日本人女性は日本人に意地悪であると思う。きっと、アメリカでの彼女達の生活が荒んでいるのだろうと思ったりした。
筆記も無事に終えて、1時間ほどの休憩の後、合否はその日のうちに分かる。近くのファミリーレストランでお茶をしながら、イサとモデルの子と「今回はきっと落ちてるよ」と話すと実技のできを知っている二人は「次があるよ」と慰めモードに入っていたが、結果は「合格」であった。うれしさのあまり、この時初めて、外人と飛び跳ねて、抱き合って喜んだ。イサはパレスチナ人、モデルの子はロシア人、そしてわたしは日本人。確認はしなかったけれど、自国でハグをする習慣のあるのはロシア人の子だけだと思う。合格の発表よりもこの事の方がインパクトのある思い出となった。
我が家のネットショップです。
http://www.vk-brazil.com/jp
もっといろいろと読みたいなぁと思った方のために「もくじ」作りました。
http://brazil-fashion.ameblo.jp/entry-e0005d86539ead88838216049b9c389e.html