賃貸牧場の因果応報 | ブラジル発 セクシー&キュートな洋服屋の生活裏話 (格安ネットショップもオープン ダンスファッション サルサ ナイトクラブに!)

賃貸牧場の因果応報

kaji


かなり前に記事を書いて放置状態だった「賃貸牧場」のその後について書きたいと思う。


どうして、尻切れトンボになっていたかというと、あまりに理不尽だったので自分の中で浄化されるのを待っていた。


まず、賃貸牧場を手放す発端は、隣の牧場主でわたし達に賃貸している女性の伯父にあたる人物が、大豆を植えるために国で決められている準備を怠って土地に火を放って野焼きをしたから賃貸牧場にまで火が寄せて来て、こちらの囲いが焼けてしまったりしたにもかかわらず、修理をするどころか



「火は付けてない」



としらばっくれて、終いにはうちの牧場管理人に再三の嫌がらせをしたのだ。


そして、うちの人がフランスに住む貸主に相談しても、彼女は知らん顔で、メールにも返信しないわ、電話も留守電。。。


そんなこんなで契約を破棄した賃貸牧場だったのだ。



話しは変わって、いつもわたし達がお世話になっている占い師「ドナポリシダ」が先日興味深い事をいった。



「あなたに悪い事をした人達は、必ずした事以上のひどい目に合う事になっているよ。」



ここで、興味深いのは



「そう決まっているということである」



日本語の「因果応報」の世界だ。


そういえば、確かに過去にもいろいろなことがあったが、どう考えても理不尽だと思った相手は何かしら後からひどいことになっている。うちの人が何をした訳でもないが「自業自得」だと思う状況に陥る人が多い。



話は戻って、近所の牧場主の嫌がらせがあまりにひどいため、かんかんに怒ったうちの人と牧場管理人が「やつの牧場に火をつけてやる!」といった事があったが、「あなたが手を下さなくても必ず何かが罰してくれるはずだよ」となだめたものだった。


そして、あれから1年ほどが経過しようとして風の噂で彼の牧場から高価な乳牛が18頭も盗まれたと聞いた。風の噂というより、もう、この辺では有名な嫌なヤツな訳だからみんな楽しみながらその話題に耽っていた。



でも、個人的にはこれくらいでは足りないと思った。。。



そして、先日たまたま牧場に行った帰り道久しぶりに遅くなり、賃貸牧場の辺りを通った頃は、辺りは真っ暗になっていた。そして、チラチラと野焼きの火が見える。あぁ、今年も雨季に入る前の去年と同じ時期に火を放ったんだなぁと眺めていると、何かがおかしい。。。


だんだん火が近くなってよくよく見ると、放牧地だけでなく牛のワクチンや運搬の時に利用する「コハウ」という囲いも燃えているのが遠くからでもはっきりと見えた。


そして、もちろん、牧場の辺りには消火を手伝ってくれるような消防署など存在しないから、去年うちの人達がやったように自分達の手で消火作業をしないといけないのだ。



因果応報



この言葉が頭をよぎって、悪いけれど清清しい気持ちになった。

悪い事はそうそう見逃されるものではない。


ちなみに、対応の悪かったフランスに住む賃貸牧場の貸主は、誰も彼女の賃貸を手伝ってくれるわけもなく、結局、この伯父に無償で管理してもらっているらしい。。。