スピリチュアルと占い
日本に住んでいた頃、特別占いやスピリチュアルな世界には興味がなかった。
唯一、分かりやすい「手相」などはみてもらったことがあるけれど、何をいわれてもあんまり気にしなかった。
けれど、一度ある手相見の女性に
「あなたは、外国で死んでも気にしないタイプね」
と言われた事があった。もちろんそんなことは忘れていたけれど、ブラジルに来てから彼女の言葉を思い出した。
手相のどういう部分を見て彼女がそう言ったかは分からないけれど、確かに今、日本の裏側のブラジルの田舎で日本の情報や物から離れた生活をしていても、気が狂うほど日本を恋しく思うような事はない。
例えば、日本の自分のアパートの狭いトイレに入る時、あまりの狭さに息苦しくなるので常にドアを開けて使用していたり、少し「閉所恐怖症」的な部分のあるわたしには、日本の生活は息苦しかったように思える。
今このだだっ広いブラジルで、全てがスケールが大きくて余裕があるとなんだかほっとして居心地がいい。
話しは戻って、スピリチュアルや占いに関してはブラジルに来てからの方が興味を持つようになった。それというのも、この町からは月や星がよく見える。牧場の夜空は圧巻だ。こんな環境に生活していたら、嫌でも星座に興味が沸きそう。というのも、日本の暗い空では星座を探し出すのにひと苦労したけれど、ここでは、はっきりくっきりと星を探し当てる事ができる。
そして、月の満ち欠けは気にして眺めなくてもなんとなく生活に密着しているような感覚を受ける。日本のカレンダーに「大安」や「仏滅」が記載されている感覚でブラジルのカレンダーは「月の満ち掛け」を記載しているものが多い。そして、気のせいか月に導かれる行動を取る人も多いような気がする。まぁ、海の満ち引きに普段からあれだけの影響を与えているのだから当然といえば当然かもしれない。
今までにも何度か書いた占い師の「ドナポリシダ」がタロットと星座、月の満ち掛けを基本に占いをするように、ブラジルでは、血液型がどうのこうのという話しを聞いた事はなくても、「彼女はさそり座だからね」などとはよく聞く。人の性格を表現する時に星座をあげる人が多いし、そういえば当たっている。
なによりも、わたしが占いを信じるようになったのは、ドナポリシダを知ったからかもしれない。彼女は曖昧な事を言ううのでなく、「今年中にファミリアが一人亡くなる」とか「問題の件は女性の担当者が助けてくれる」とか「焦げついている支払いは2回に分けて払ってくる」などと予言して、それがぴったりと恐いくらいよく当たるのだ。
ところで、「星占い」という言葉は昔から使っていたかな?と思うのだけれど、最近なんとなく新鮮に受け止めれるようになって、たまたま知合いに進められて覗いたマイナーなサイトがあった
「筋トレ???」
いったい何???「星占い」とは程遠いネーミングのこの占いサイト???
しかも、注意書きにわたしが初めてアクセスしたとき
「アダルト検索でヒットされた方、ゴメンナサイ」
とか書いてあるし。。。でも、「筋トレ」ってアダルト検索のサーチワードとは知らなかった。。。
普通の星占いサイトってもっとなんか可愛かったり魅惑的な画像が貼ってあったりしないか???と思ったけれど、画像一切無しのテキストばっかりのこのサイトを興味津々で読むとどうやら「石井ゆかり」という方が主催していることが分かった。
さらっと読んで流そうとう思って訪問したはずが、気づくとなんかすごく読んでるわたし。。。
だって、文章が面白い。。。
落ちのついている星占いなんて見た事ない(笑)
けれど、毎週更新される「週報」を読むようになって思った事。。。
この石井ゆかりさんってただ者でない!!!
恐いくらいよく当たる!!!
うちのブラジル人に関していえば、この週報に操られているかのように行動しているのですよ!!!
仕事と書いてあれば仕事。。。ファミリアと書いてあればファミリア。。。
ここまで当たるとは???ブラジル人向けにポルトガル語で書くべき!!!
とまで思うわたしだったりする(笑)
ここまで来たらみなさんも興味津々だと思いますので隠して置かないでサイトへのリンクを貼っておきますので「時間のある時」ご訪問下さい。読破するのに時間かかります(笑)
http://www.st.sakura.ne.jp/~iyukari/
なんだか、マイナーで密かに人気だったのに本まで出版されるらしいです。
密かなファンとしては、うれしいような寂しいような。。。
でも、わたしと同じ貧乏仲間みたいなので売れて印税生活して占いを本業にしてもっとパワーアップして欲しい(笑)