ブラジルの家 事件簿4
そう、前回の続き。。。
書いてるうちにだんだんとパワーがなくなり続きとさせて頂きました。
駐車スペースには我が家の全ての汚水が合流して敷地外の排水溝へ流れている。
一応、解説しておくと、ブラジルの個建ての家である程度の広さがある場合、家の敷地内にいくつかのマンホールがある。というのも、雨季のブラジルは半端ではないので、このマンホールがなかったら庭が洪水状態になってしまうのである。大雨が降り出して、庭の水位が10cmも超えたら雨の中びしょ濡れになりながら、このマンホールの鉄のふたをこじ開ける羽目になったりするので、子供のいない我が家では、雨季にはマンホールの蓋を常に少しずらしている。
そういうこともあり、雨季には結構敷地内のマンホールの中を覗きこむことがあるのだが、駐車スペースのマンホールは水はけが悪くって、常に汚物が溜まっていて臭いのだ。当初、変なものが詰まっているのかと掃除して、排水溝のパイプに故意に詰められたと思われるスーパーのビニール袋などを取り除いたが、その後も一向に流れはよくならず、なかば諦めていた。
で、今回、犬の汚物を簡単に流せるように駐車スペースにあと一つ排水口を作る事にして分かった事実。。。
排水溝の角度が逆になってるーーーーーーーーーーーーー!!!
つまり、敷地外のマンホールに向かって角度を下げてパイプは敷設していないといけないものが角度を上げているのだった。。。これでは、逆流はしても流れるわけがない。。。
そして、角度がオカシイと思われる約10mものパイプを掘り返して敷設し直し。。。こんな工事、日本で頼んだら何百万単位のお金が飛んでいくでしょう。。。よかった。。。ブラジルで。。。
じゃなくって、日本だとありえないでしょぉぉぉぉ!!!(怒)
もう、全ては手作業、駐車スペースのコンクリートを割る事から穴掘りまで。。。大の男3人掛かりで(あっ、ひとりはうちの人。工事費節約(笑)朝は7時から暗くなるまで12時間労働。3日を要する大工事でした。。。
これで、悪臭はなくなり、きれいに汚水が流れる事を祈る。。。