ブラジルの家 事件簿3
やっと水タンクの掃除も修理もしてシャワーも臭くなくなったけれど。。。今度は別の悪臭が。。。
どうも、排水口が臭いのだ。特にシャワーを浴びるとお湯が排水口に流れ込むのだけど、そうするとマジ臭い。
当初、日本のように配水管がきちんとなってないからかなぁ?なんて思ってみたが、お義父の家でもこんな匂いはしなかった。
そして、ある日の事、寝室の横にある一番頻度の高いトイレの便座が。。。
とれた。。。
前から、どうも座るとゆらゆらするかなぁ。。。とは思っていたけれど、便座が床からはずれてしまった。それで、ひとつ分かった事。便座とその排水口にズレがあって、汚水が床に染み込み、便座の周りのセメントが砂状態になっていた。。。というか、もしかしたら、セメントの作りが悪かったのかもしれない。いずれにしても、最悪のできであったのは確かである。しかも、便座に水を送るパイプが短か過ぎて水漏れをしていたことも分かった。。。
そして、このバスルームから排出される汚水が落ちる部分の外部の排水溝が最悪の作りとなっていて、そこでもセメントがしっかりとしていなく、汚水がきちんと流れなくなっていた。どうりで、熱いシャワーが流れると匂った訳である。。。
もう頭の中を「怒り」さえもよぎらない。。。どんどん頭がブラジル人化していく自分がわかる。。。
「ダメなものはダメ」「できないものはできない」「馬の耳に念仏」「怒るだけエネルギーの無駄」「完璧という言葉の意味が分かっていない」
全ては労働賃金が安すぎるからどうしようもないのである。日本やアメリカのようにある程度の賃金を払って仕事をしてもらうなら、完璧を求める事ができるだろうけれど。。。この町の建設労働者の日当はR$30(約1500円)程度。。。とても完璧は求められない。。。
話しは戻り、トイレの修理をきっかけに、いろいろと我慢に我慢を重ねて来た部分の改修をすることにした。
最も、なんとかしたかったのは、駐車スペース部分の排水口。夜中、5匹の犬をここに放しているので、朝ともなるとたくさんの排出物がある。これを簡単に掃除できるようにしたかった。以前、唯一の排水口からながそうと試みたが、どんなに水を流してもなかなか流れなくて辟易していたのだ。
そして、その理由が明かされたのであった。。。