ブラジルのファミリア | ブラジル発 セクシー&キュートな洋服屋の生活裏話 (格安ネットショップもオープン ダンスファッション サルサ ナイトクラブに!)

ブラジルのファミリア

ご存知の方も多いと思うが、ラテン系のファミリアの存在は絶大なもので、ブラジルは徹底したファミリア中心の社会である。


「友達の友達はみな友達~!」的な乗りで「親戚の親戚はみなファミリア~!」

という具合で、「親友は従兄弟従妹」という人がほとんどだったりする。


当初、この辺が理解できずに常に家族で行動しようとする内の人の家族に辟易したりしていた。とにかく、どこに行くにも一緒なのである。しかも、5人乗りの車に7人くらい乗車して移動したりする。こういうのは、子供の頃から車酔いして4人家族でゆったりとしか車に乗車したことがなかったわたしにはかなり辛かった。しかも。。。みんな。。。肉付きがいいのである。。。


前にも書いたけれど、お義母さんは、うちの人が20歳の頃に他界しているので、彼の家族というのは、義父、姉、妹、弟、養女の5名であるが、弟を除いてそれぞれが既に結婚しているからその配偶者も加わる。そして、長女に至っては、長女の旦那の両親も加わってくる。なんだか不思議なのだが、クリスマスなど、ファミリアで過ごす時に、女兄弟達はみんな義父の家に配偶者を伴って表れる。事情がありそうだから特に尋ねたりしないが、配偶者側のファミリアに問題があって、そっちには行かないようだった。


そして、ファミリアの集まりを仕切るのは長女となる。彼女は料理も上手で面倒見もいいのでみんなに慕われている。けれど、義父はというと、変わり者のレッテルを貼って歩いているような人で、自分の家でファミリアが集まっても、自分が恋人と忙しかったら誰にも何も言わずに参加しない。気が向いたら参加して人一倍食べるというような人である。けれど、わたしにとっては、こういう「自分勝手」な行動をする義父がいるお陰でかなり救われた気分である。というのも、わたしはもともと「ゴーイングマイウェイ」な性格で、誰かに縛り付けられたり強制されるのが大嫌いなのである。多分、義父の存在がなかったら、わたしの日本人的?行動はファミリアのヒンシュクをかうことは間違いないと思う。お義父さんに感謝(笑)


ところで、うちの人も変わっている。通常はファミリアでの行動を忌み嫌うが、ふとした時には好んで参加したりする。そして、彼のファミリアはそれをよく理解しているから特別強制したりもしない。義父とうちの人を除いたら、彼のファミリアも普通の絆の固いブラジル人のようなので毎日のように会ったり、電話連絡はかかさないようだ。
(つづく)


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